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【衆院選/山形】世論調査からひも解く県内3小選挙区の最新情勢 10/21

シリーズで最新の情勢や各候補者の戦いぶりを伝える。21日は世論調査の結果を見ていく。
調査は、FNNが20日までの2日間行ったもので、県内の有権者約1600人が回答した。

<内閣支持率>
「石破内閣を支持する」と答えた人は全体の32%。「支持しない」と答えた人は31%だった。
3年前の衆院選における岸田内閣の支持率40%を下回る数字となっている。

<普段支持する政党>
回答が多かった順に、「自民」34%、「立憲」12%、「公明」「国民」それぞれ4%、「共産」3%、「支持政党なし」28%だった。
3年前に比べ、「自民」が15ポイント下がり、「支持政党なし」が大きく伸びている。

<今回の選挙で最も重視したい政策・争点>
回答が多かったのは「景気・経済対策」の32%と「年金などの社会保障」の20%で、3年前と同じ傾向が見られた。
今回の注目点である「政治とカネ」は14%で、3番目に多い回答だった。

<小選挙区の情勢/県1区>
前職と新人の計3人が立候補した県1区は、自民の遠藤利明氏が優位に戦いを進めている。
遠藤氏は30代以上の各年代から高い支持を得ていて、自民支持層の8割、公明支持層の7割を固めている。
立憲の原田和広氏は、29歳までの若い人や非正規雇用の勤め人、「政治とカネ」を争点と考える人たちから多くの支持を得ている。
共産の三井寺修氏は、共産支持層の8割を固めた。「憲法改正」や「原発・エネルギー政策」の問題を重視する人たちからの支持を得ている。

<小選挙区の情勢/県2区>
県内最多、4人による争いは自民の鈴木憲和氏が大きくリードしている。
鈴木氏は各年代・各職業に浸透し、「外交・安全保障」や「少子化問題」を重視する人たちから特に強く支持されている。
国民の菊池大二郎氏は、国民支持層の8割・立憲支持層の7割のほか、支持政党なしからも最も多くの支持を得ている。
共産の岩本康嗣氏は、共産支持層の8割を固め、社民支持層にも浸透を見せている。比較的、女性の支持が高いのも特徴。
れいわの二藤部冬馬氏は、れいわ支持層の7割に浸透している。支持する人の中では「景気や経済対策」を重視する人が多数を占める。

<小選挙区の情勢/県3区>
庄内・最上を選挙区とする県3区では自民の加藤鮎子氏が先行し、立憲の石黒覚氏が追い上げる展開となっている。
加藤氏は各年代で支持を広げ、自民支持層の8割弱・公明支持層の9割・維新支持層の半数を固めている。
石黒氏は、30代と50代で加藤氏に迫る支持を得ている。また、「政治とカネ」や「防災対策」を重視する人たちに浸透している。
共産の山田守氏は、共産支持層の6割以上を固めた。「原発・エネルギー政策」を重視する人たちから比較的多く選ばれている。

県全体では、調査日時点で「まだ決めていない」との回答が2割以上あり、今後情勢が変わる可能性がある。

<投票行動>
「期日前投票を済ませた」が全体の8%、「必ず投票する」が56%なのに対し、「投票しない」が5%だった。
3年前に比べ「期日前投票を済ませた」と「必ず投票する」の割合が減り、「投票に行かない」の割合が増えている。

前回の県内の投票率は64.34%と全国1位だったが、調査結果の傾向を踏まえると前回を下回る可能性もありそう。





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