災害発生時により迅速な対応をめざす。天童市消防本部で18日から新しい救助支援車の運用が始まった。救助用の道具をこれまでより早く取り出すことができるのが特徴。
天童市消防本部が新たに導入した救助支援車は、18日、市の関係者にお披露目された。中にはライフジャケットや毛布、ロープなどが常備され、水害や山火事、列車事故などの発生に備える。
天童市消防本部でこれまで使っていた救助支援車では、ゴムボートやはしごを車の上に取り付けていた。しかし、今回導入したものは車の後ろから引き出すだけで取り出すことができるため、救助活動に入るまでの時間を約3分短縮できるという。
(天童市消防署・多田明和署長補佐)
「県内で大きな水害が発生している。天童市でも水害が発生した場合には、この車両を活用して安全・確実・迅速に災害対応をしていきたい」
この救助支援車は18日から運用が始まっている。