吉村知事は17日の会見で、今回の衆院選について7月の豪雨への対応の「恩返し」として、自民党の候補者の事務所を訪問する考えを示した。ただし「支持」や「支援」の意思表示かどうかについては明言を避けた。
17日の定例会見で、今回の衆院選について問われた吉村知事は、県内の喫緊の課題として、人口減少対策・県土強靭化・物価高騰対策を挙げた。
(吉村知事)
「こうした課題にどう対応していくかが、今回の選挙の大きな争点。立候補者や政党には大いに議論してもらい、有権者・県民が判断できるよう考えをしっかりと訴えてほしい」
また、吉村知事は「7月の豪雨の際、自民党議員の尽力で早期の激甚災害指定につながった」として、衆院選での自身の対応について次のように語った。
(吉村知事)
「政府とのパイプで県選出の与党の議員が尽力してくれた。感謝しているし、そのことに対する御礼の気持ちも表さなければならない」
具体的には、候補者の事務所を訪問するとして、これまでの自身の選挙を支援した非自民の候補者だけでなく、自民党の候補者にも同じ対応をするとしている。
吉村知事はこれについて「恩返し」とだけ述べ、「支持」や「支援」の意思表示かどうかについては明言を避けた。
衆院選の投開票は10月27日。