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【春高バレー県代表決定戦/山形】悔しさバネに10年ぶりの頂点へ 山形城北・男子 10/ 9

春高バレー県代表決定戦の注目校紹介、3回目は山形城北・男子。
全国大会の経験からさらにレベルアップを図り、春高では10年ぶりの頂点を目指す。

6月の県高校総体を5年ぶりに制し、今大会は第1シードの山形城北。
8月のインターハイでは、予選で茨城県代表の土浦日大をストレートで下し、春高を含め5度目の挑戦で、男子バレーボール部初の全国1勝を挙げた。
監督・選手たちは、さぞかし喜んでいると思いきや…。

(安部功監督)
「予想以上に力の差を感じ、ショックを受けて帰ってきた。まだまだ力が足りないと感じることができた」

(太田絢斗選手)
「まだまだ全国では通用しない部分が多く、攻撃面も守備面もまだまだ全然足りていないことに気づけるいいきっかけになった大会だった」

インターハイの決勝トーナメントの初戦は、山口県代表の強豪・高川学園に大差で敗れ、今年の目標「全国ベスト8」の壁は高いことを痛感したインターハイだった。
全国で得た課題の1つで、春高に向けて強化しているのがサーブ。

(安部功監督)
「さまざまなところに変化をつけて、緩急、コースを意識して『崩すサーブ』を念頭に打っている」

全国の強豪が相手でもサーブで崩せば勝負できる。
注目はサウスポーのアウトサイドヒッター・3年生の木村悠聖選手が打つ「ハイブリッドサーブ」。
ハイブリッドサーブとは、ジャンプサーブとジャンプフローターサーブを状況に応じて打ち分けるサーブのこと。相手にとっては打つ直前までどちらかわからないため、取りにくく、チームの大きな武器となる。

(木村悠聖選手)
「春高ではしっかり攻めのサーブで、前や後ろハイブリッドサーブで崩して、自分たちがやりたいコンビバレーで勝利を掴みたい」

去年は準優勝とオレンジコートまであと一歩だった山形城北。
悔しさをバネに「今年こそは」と成長を続けてきた2人のエースは、豊かなジャンプ力から鋭いスパイクを打ち込むキャプテン・太田絢斗選手。
そして、チーム最長身の185センチ、圧倒的なパワーが持ち味の2年生・佐藤純大選手。
サーブで相手を崩しチャンスボールを取ったときはもちろん、苦しい場面でも決め切る勝負強さを磨いてきた。

スパイカー陣に正確なトスを供給する司令塔のセッターは、1年生の佐藤悠大選手。
実は、佐藤悠大選手は、エース・佐藤純大選手の弟。お兄さんと一緒にバレーボールをやりたいと城北に入り、1年生でレギュラーの座を掴んだ。

(佐藤悠大選手)
「(兄・純大選手は)バレーに対してものすごく真剣で、トスをあげたら決めてくれる信頼がある選手」

(佐藤純大選手)
「家でもバレーの話などいろんなことを話しているのでけっこう仲がいい。ずっとやってきた分、打ちやすいところがあるし、自分の要求にもこたえてくれるので助かっている」

佐藤兄弟を軸に一丸となって目指す10年ぶりの春高の頂点。
第1シードと追われる立場だが、チームのモットー「挑戦する気持ち」を忘れずに決戦の舞台に挑む。

(佐藤純大選手)
「インターハイ(予選)では自分たちが勝ったが、去年の春高の決勝で負けているので、チャンレンジャーとして向かっていって優勝して全国大会に行きたい」

(太田絢斗選手)
「自分たちは1年生の時ベスト4、去年は準優勝で終わってしまった。最後は優勝して全国にもう1回挑戦する切符を掴みたい」

山形城北は初戦で、地区予選から勝ち上がった創学館と対戦する。



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