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【春高バレー県代表決定戦/山形】“1-5システム”でレシーブ力はどこにも負けない! 上山明新館・女子 10/ 7

高校生バレーボーラーが憧れのオレンジコート行きの切符をかけて戦う「春の高校バレー県代表決定戦」が10月12日に開幕する。ことしも春高の季節がやってきた。

はじめに、今大会の組み合わせを見ていく。
出場するのは、6月の県高校総体のベスト8と、各地区予選を勝ち抜いた8チームの、合わせて男女それぞれ16チーム。
10月12日に1回戦、19日に準々決勝・準決勝、20日に決勝が行われ、決勝の模様はさくらんぼテレビで放送する。

5回シリーズで今大会の注目校を紹介していく。
1回目は上山明新館・女子。
「レシーブ力ではどこにも負けない!」守備に特化したシステムで、悲願の初優勝をつかみに行く。

6月の県高校総体で、8年ぶりに決勝に進出し準優勝した上山明新館。
春高では2015年・2016年に準優勝していて、ことしは「久しぶりに優勝をねらえる」と、一段とチームの士気は高まっている。

(横澤隆監督)
「もしかしたらこんなチャンスはもうないと思っていたので、すごくワクワク感・ドキドキ感が今ある」

悲願の初優勝に向け、ここ数年継続して強化してきたのがレシーブ力だ。
徹底して高めてきた一人ひとりの「ボールへの反応」「あげたボールの質」そして「執着心」。
簡単にボールを落とさない意識が全員に浸透したことで、上山明新館は「1つのスタイル」を確立した。

それが、ブロックが1人・レシーバー5人の「1-5」システム。
多くのチームは相手のスパイクに通常2人でブロックに行くが、上山明新館はブロックを1人にし、ほかの5人で拾いまくろうというねらいだ。

(横澤隆監督)
「大きな選手がいない年が続いたので、何とか小さい選手たちでも戦えるようにと。レシーブ力という点ではどのチームにも負けない思いはある」

その自慢のレシーブの中心はリベロでキャプテンの長澤爽(さや)選手。そして、セッター対角に入る2年生の佐藤杏美(あずみ)選手だ。
レシーブ専門の2人を軸に強固な守備を構築している。

(長澤爽選手)
「リベロは得点をとることができないポジションなので、私がコートに絶対落とさない気持ちでプレーしている」

(佐藤杏美選手)
「1本目がどんなに遠くにいっても必ず誰かがカバーする。県でナンバー1だと思っている」

全員で必死につないだボールを相手コートに沈めるポイントゲッターが、2年生の古山心結(みゆ)選手。
身長167センチと、バレーボールでは決して高いとは言えないが、それを補うジャンプ力とパワーが古山選手の魅力だ。

(古山心結選手)
「相手は高い選手が多く、スパイクをなかなか決められないかもしれないが、自分なりにコースをねらったり、パワースパイクで決めていけたらいいと思う」

そしてもう1人、上山明新館のエースは3年生の稲毛ほのか選手。
6月の県高校総体にケガで出られず、その後もケガが続いて9月にようやく復帰。強弱を織り交ぜた攻撃でチームを引っ張る。

(稲毛ほのか選手)
「バレーができる楽しさを一番感じている。ケガが続いてしまって苦しい思いをしてきたので、この大会がラストなのでかけていきたい」

貫き通す自分たちのスタイル!
初優勝への思いを1本1本のレシーブ、そしてスパイクに込めて、部員21人・一丸で向かっていく。

(長澤爽選手)
「先輩方も決勝に行っても春高(全国大会)には出られなかったという悔しい話をたくさん聞いているので、その思いも背負って必ず春高(全国大会)に行きたい」

(横澤隆監督)
「小さいながらだが、一つひとつ目の前の試合をきちっと戦って、決勝、そしてもう1つ先と達成できるように頑張りたい」

上山明新館の初戦は地区予選から勝ち上がった南陽との対戦。
春高バレー注目校紹介、あすは部員7人で臨む東桜学館・女子。



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