寒くなるこの季節に旬を迎える花、ミニシクラメンの出荷が新庄市で最盛期を迎えている。
ミニシクラメンは寒さに強い原種のシクラメンを改良して生まれた品種。花芽や葉の数が多く長く楽しむことができる。
出荷のピークを迎えているのは、夏の花・サンパチェンスのシェアが日本一の新庄市のクリタ園芸。ミニシクラメンは約30品種栽培し全国各地に発送していて、10月に入って出荷が本格化した。色鮮やかな鉢植えがびっしりと並んだハウスの中では、従業員が花の形を整えるなどの作業に追われている。
(クリタ園芸・栗田哲人社長)
「クリスマスシーズンに売るのは大きなシクラメンでその前に売られるのがミニシクラメン。クリスマスシーズンには残らない。(人気は)ベラノという品種。ピンクの中では作りやすく花上がりも良いので長く楽しめる。窓際など明るい場所に置いてたまにくるくる回して光に当たるようにして楽しんでほしい」
適切な温度と水やりに注意すれば来年春まで楽しめるミニシクラメン。出荷作業は10月いっぱい続く。