長井市で特産の在来枝豆「馬のかみしめ」の収穫が始まり、生産農家が作業に追われている。ことしの出来は良好だという。
「馬のかみしめ」は濃い味が特徴の在来枝豆で、豆の表面に馬がかんだような模様が出ることからこの名がつけられた。
現在は長井市内の4軒の農家が生産している。
ことしは十分な日照に加え雨も適度に降ったことで、株全体は大きく成長したが花の開花はやや遅れた。そのため収穫の開始も例年より5日ほど遅れたが、品質は良好だという。
市内時庭の遠藤孝志さんは9月28日から収穫作業をはじめ、この日も枝豆がたくさん実った株を鎌で1つずつ刈り取っていた。
(ON19秒 遠藤孝志さん)
「口に入れた瞬間の香りというより、かんでもらうと濃厚な味わいが出る豆。長井に来た際にはぜひ手に取って豆の味を楽しんでもらえれば」
馬のかみしめの収穫は10月10日ごろまで行われ、長井市内の道の駅や産直施設で販売される。