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【山形】新米続々入荷でコメ不足解消も価格は前年の5割増し 物価・燃料高騰に加え需要の高まりが要因 10/ 4

県内は各地で稲刈りが本格化し、スーパーのコメ売り場にも新米が続々と並んでいる。コメの品薄が解消される中、今度は「コメの価格」が消費者の頭を悩ませていた。

8月下旬に山形市内のスーパーを取材した際、コメ売り場に商品がないスペースが目立っていたが...。

(リポート)
「こちらのスーパーでは先月上旬まではコメの品薄が続いていましたが、新米が徐々に入るようになり、現在は棚の端から端までしっかり商品が並んでいてコーナーは充実している状態です」

(おーばん山形東店・武田鉄平副店長)
「令和6年度産の新米が入ってくるまでは、1家族1袋限りと制限をかけていたが、現在は銘柄ごと令和6年度産の新米が入荷しているので制限なく購入いただくことができている」

このスーパーには約3週間前からはえぬき、2週間前から雪若丸、今週からつや姫と、県産の新米が潤沢に入荷。
4日はコシヒカリ・ひとめぼれも入荷し、銘柄もより充実してきている。
品薄が解消された一方で、買い物客が頭を悩ませていたのが...。

(買い物客)
「やっぱり高いですね...、倍近いと思います」

表示を見てみると、つや姫は5キロ3680円(税抜き)、新米の価格が高騰しているという。

(おーばん山形東店・武田鉄平副店長)
「昨年よりだいたい50%ほど値上げという形をとっている。お客から『高いな』という声は多くいただいている」

値上げの要因は、物価や燃料が高騰しコメを育てるのに費用がかかることに加え、「重要の高まり」がある。

(おーばん山形東店・武田鉄平副店長)
「お客のコメの需要が高まっているというのもあるが、業務用・外食チェーンなどで昨年使用していた古米・前年度のコメが尽きてしまって、そちらで新米を使用している。そのため新米の取り合い、新米の需要が高まっているのも要因のひとつ」

3日も商品の前で立ち止まるも値段を見て立ち去っていく客の姿があった。
ある女性は広告の品として約1割引きで販売されていた「はえぬき」を購入していた。

(買い物客)
「大変、年金生活なので。いろんなものが上がっているので、でも食べないわけにもいかないですし...」
「悩む、買うか買わないか。もっと安いところがどこかにないか、ちょっと見ている、どこに行っても」

このスーパーでは客が少しでもお得に購入できるよう、定期的に広告を打つなど対応していくという。

10月はコメ以外にも多くの食品類が値上げされていて、その数はことし最も多い2911品目となっている。
家計にとっては苦しい10月となりそうだ。





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