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【山形/大雨】浸水したカントリーエレベーター一部復旧・荷受けが本格化 水没した田んぼでは生育に影響 10/ 1

今年7月の記録的大雨で浸水被害を受けた酒田市のカントリーエレベーターで一部の復旧作業が終わり、1日から今シーズンの荷受けが本格的に始まった。

酒田市松山地域のコメの乾燥や貯蔵を行う「松山カントリーエレベーター」は、7月の記録的大雨で制御機械などが浸水して稼働できなくなり、これまで復旧作業が進められてきた。

そしてこのたび、2系列ある施設の荷口のうち1系列で復旧作業が終わり、1日から今シーズンの荷受けを本格的に始め、午前中から農家が収穫した「つや姫」の籾を継次々に運び込んでいた。

(農家)
「別のコメは平田(地区)の施設にも持っていっている。ここはきょうからできるから当初の予定より早く搬入できる。稼働開始は幸い、ありがたい」
(JA庄内みどり・田村久義組合長)
「やっとたどり着いた思い。ただ2系列のうちの1つしか稼働していないので、これからもう1系列(復旧)。加えて調製(もみすり)の方も直っていないのでこれからまた一つ前に進まなければならない」

残る1系列の荷口については部品の発注が間に合わず当面の復旧は難しく、今シーズンは1日稼働した1系列で例年の半分ほどにあたる135ha・1200トン分を荷受けするという。

一方、カントリーエレベーターがある竹田地区の田んぼでは生育への影響が出ていた。

(農家・富樫賢一さん)
「普通はもっと穂先が垂れるが立ちっぱなし。それだけ実っていない」

地区では7月と9月の2回の大雨でそれそれで冠水してしまった田んぼがある。こちらでは「はえぬき」の生育はまずまずだというが、「つや姫」については実入りが悪いという。

(農家・富樫賢一さん)
「つや姫の田んぼが冠水して完全に水没した。水が引くまで3日間かかったので今シーズンは半分しか上がらない(収量が出ない)」

また、酒田市内では大雨で水路が壊れた影響で根張りが悪くなり倒伏してしまった稲もあり、品質の低下に懸念の声も上がっている。

大雨に翻弄された今年のコメ作り。収穫作業はつや姫が10月5日ごろまで、はえぬきは10月いっぱい続くという。





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