23日、バンクーバーオリンピック銅メダリストの加藤条治さんが山形市で講演会を開いた。
加藤条治さんは山形市出身。スピードスケート500mの元世界記録保持者で、2010年のバンクーバーオリンピックで銅メダルを獲得するなど活躍。2年前には山形県民栄誉賞を受賞している。
(加藤条治さん)
「大事なのは自分で責任を持って何を選ぶか、どのスタイルを選択するか。そしてそれを行動に移して自分が活動しやすい環境を整えるのが大事かと思っていた」
講演会では、当時スピードスケートの強豪地区とは言えなかった山形市出身の加藤さんが活躍できた理由として、指導者から個別に指導してもらう機会に恵まれたことや単独のトレーニングでモチベーションを高めていたことを挙げた。
また、4回出場したオリンピックでは周囲から金メダルを期待されながらもバンクーバーオリンピックの銅メダルが最高で、「精神的にはバンクーバーオリンピックが一番追い込まれていた」と過去の体験談も話した。