前線などの影響で、県内は朝から激しい雨が降っているところがある。気象台は、午後6時ごろまで県内に「線状降水帯」が発生するおそれがあるとして警戒を呼びかけている。

前線や低気圧に向かって暖かく湿った空気が流れ込んでいる影響で、県内では雷を伴った激しい雨が降っている。
1時間降水量は、酒田・小国で68.5ミリとなっていて、小国では9月の観測史上最大となった。

現在、置賜に「土砂災害警戒情報」、置賜・庄内・最上に「大雨洪水警報」が発表されている。
小国町では先ほど、町役場など町内3カ所に避難所が設置された。

この後も大気の状態が非常に不安定な状況が続く見込みで、20日午後6時ごろまで「線状降水帯」が発生するおそれがある。
20日予想される1時間降水量は、県内全域いずれも多いところで50ミリ。

この雨による交通などへの影響。

＜鉄道／新幹線＞
JRによると、山形新幹線は新庄～福島間の上下線で現在運転を見合わせていて、少なくとも午後3時ごろまでは運転見合わせが続く見込み。

＜鉄道／在来線の運転見合わせ＞
奥羽線…山形～米沢間
米坂線…米沢～今泉間
羽越線…吹浦（遊佐町）～新屋（秋田）間

＜停電の情報＞
東北電力ネットワークによると、午前11時半の時点で酒田市で40戸が停電しているが、午後1時ごろまでには復旧する見通し。

＜休校の情報＞
県内の小中学校では休校も出ている。新庄市で2校、戸沢村で1校、鮭川村で2校が臨時休校となっている。

気象台は、大雨や土砂災害に厳重に警戒するよう呼びかけている。