サッカーJ2・モンテディオ山形は14日、ホームで最下位の群馬に快勝。プレーオフ進出圏内との勝ち点差を「2」に縮めている。
残りの試合数を踏まえると最下位・群馬から絶対に勝利が必要な山形は、早々に試合を動かす。
前半10分、川井の完璧なクロスに頭で合わせたのは土居。土居は加入後7試合で4ゴール目で、背番号にちなんで掲げた山形での目標「8ゴール」を実現する勢い。
さらに土居は5分後、中盤でパスを受けるとその瞬発力で相手を置き去りに。國分のボレーはわずかにミートしなかったが、この試合も土居がまばゆいプレーを披露する。
山形は前半36分、ショートコーナーから國分がクロス。最後は西村が押し込んで追加点を挙げる。西村は2シーズン目で山形初ゴール。
さらにチャンスを作り続ける山形は40分、土居からイサカ。前半終了間際にはまたも土居からディサロ。得点の匂いをプンプンさせながら試合は後半へ。
山形はプレーがシュートで完結する理想の流れを後半も継続させると、9分、コーナーキックが弾かれたところをイサカ、最後はディサロが流し込んだ。ディサロは3試合ぶり3ゴール目。
さらに22分、國分からパスを受けた途中出場の横山が狙いすましてゴール左隅。とどめを刺した。
その後群馬に1点を返され、終盤は攻め込まれる時間が続いたが、守ってもゴールキーパーの後藤雅明がスーパーセーブ!
今シーズン最多タイの4ゴールで快勝した山形は順位は9位と変わらないが、プレーオフ進出圏内6位との勝ち点差を「2」に縮めた。
(西村慧祐選手)
「ずっと点を取ってチームに貢献したい気持ちがあったのでやっと取れてうれしい。自分たちは勝つことでしか状況を変えていけないので自分たちのサッカー信じて、応援してくれる人のためにも残り7試合死に物狂いで戦いたい」
リーグ戦は残り7試合。山形の次節は9月21日、アウェイで15位の愛媛と対戦する。