JR赤湯駅の待合スペースの新たなシンボルとなる「折り鶴」を作るイベントが行われた。
JR赤湯駅に併設され、待合室や土産売り場となっている「サーマルプラザ」では、今年6月からより快適な空間にするための改修工事が行われている。
11月リニューアル後、プラザのシンボルとなるのが250個の折り鶴で作られる「照明のオブジェ」。
南陽市が舞台と伝わる民話「鶴の恩返し」にちなんだもので、16日、さまざまな人の手で折り鶴を作ろうというイベントが行われた。
工事のデザインを監修する、南陽市に拠点を置く住宅メーカー・シエルホームデザインが参加を呼びかけ、置賜各地から集まった30人ほどが和やかな雰囲気の中で、約150個の折り鶴を完成させた。
(参加者)
「赤湯駅から出かける時に見られるからうれしい」
「自分が折った鶴をみんなに見てもらえるのはうれしい」
(シエルホームデザイン・堀江龍弘代表取締役CEO)
「『なんで鶴の照明のオブジェクトがあるの?』というところから会話が広がり、南陽市を深く知ってもらったり、地域の他のところにも目を向けてもらえれば」
JR赤湯駅のサーマルプラザの改修は、南陽市が国の補助を受け約1億3000万円をかけて行っている。工事は10月中に完了する予定。