山形の秋の風物詩「日本一の芋煮会フェスティバル」が開催された。朝から雨が降り続く中、多くの人が訪れ日本一の大鍋で作った芋煮を堪能していた。
(リポート)
「午前8時半、整理券の配布が始まった。雨が降る中だが、ずらっと行列ができている。多くの人がこの芋煮会を楽しみにしていたのが分かる」
今年で36回目の開催となった「日本一の芋煮会フェスティバル」。15日は朝から雨が降るあいにくの天気だったが、会場の山形市・馬見ヶ崎川河川敷には配膳開始の前から多くの人が訪れていた。
(リポート)
「山形の秋の風物詩・日本一の芋煮会フェスティバルが始まった。雨が降っているということでクレーンで蓋を吊るして、その下で作業が行われている。いつもと少し様子は違うが大鍋で芋煮を作るという迫力ある光景は健在」
今年も直径6.5メートルの日本一の大鍋「三代目鍋太郎」に県産の里芋3.2トン、山形牛1.2トンなどが投入され、3万食分の芋煮が調理された。
この日の山形市の最高気温は24.9度。時折雨が強まり肌寒さを感じる中、訪れた人たちは、傘をさしたり、木の下で雨宿りしたりしながら、出来立ての芋煮を味わっていた。
(大阪府と山形市2組の夫婦)
「私たちは大阪から来た。私たちは山形から」
(大阪の夫婦)
「初めて。初めてで大雨。思い出にはなった。めちゃくちゃおいしい。すごく大きな里芋とか牛肉とか入っていて食べ応えがあった」
(仙台市から)
「仙台は味噌味の芋煮なので醤油味、すごくおいしいと思った。並んだ甲斐があった」
(埼玉県から)
「午前2時に出て(来た)。最高」
(日本一の芋煮会フェスティバル実行委員会・村岡達啓実行委員長)
「こういう天気にも関わらず多くの方から来場いただいたということで、本当に感謝の気持ちでいっぱい」
芋煮は午後2時に売り切れたという。
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