川西町で、秋の味覚・食用菊の収穫が最盛期を迎え、生産者は朝早くから作業に追われている。

山形は食用菊の生産が盛んで、東京の中央卸売市場で扱う半分程度を山形産が占めている。
主要産地の一つ・川西町では15軒の農家が栽培し、佐藤昭一さんのハウスでは鮮やかな黄色の「寿」が収穫の最盛期を迎えている。

食用菊は、温度が上がると花が柔らかくなり摘み取りにくくなるため、佐藤さんは気温が低い早朝に収穫作業を行っている。
きょう（10日）も午前5時から直径約6センチに育った菊を手際よく摘み取っていた。

ことしの夏も厳しい暑さとなったが、たっぷり日差しを浴びたため生育は良好という。
食用菊「寿」の収穫は11月まで続く。