全国新酒鑑評会で金賞を獲ったことがある酒田市の清酒メーカー「菊勇」が自己破産を申請した。
3日、山形地裁酒田支部に自己破産を申請したのは、酒田市黒森に本社がある清酒メーカーの菊勇。
帝国データバンク山形支店によると、菊勇は1973年に複数の酒造業者が合併して設立された。「菊勇」や「三十六人衆」などの銘柄の日本酒製造を主体に、1979年9月期には約7億円の売り上げを計上していた。
全国新酒鑑評会では複数回金賞を獲るなど、高い知名度があったが、清酒の消費の低迷や新型コロナの影響で業績が悪化し、2023年9月期の売り上げは約7100万円に減っていた。負債総額は約9700万円。