県は28日、先月の大雨による被害総額が889億円に上ることを初めて明らかにした。県内の水害の被害額としては過去最大だ。
県は、28日開催した災害対策本部員会議で、先月の大雨による被害総額が889億円に上ると発表した。
内訳は、公共土木施設の被害が755億円、農林水産業の被害が111億円、教育施設の被害が0.5億円、商工業関係が22.6億円、合わせて889億円となり、これはおととし8月豪雨の被害総額480億円の1.9倍に上る。
(吉村知事)
「生活再建に向けてできる限り早急に対応して、被災者の安定した生活につなげていきたい」
吉村知事はこう述べ、避難生活を続ける被災者のための仮設住宅の建設や、ライフラインの復旧を急ぐことを関係部局に指示した。
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