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【山形】収穫期が迫るなか復旧作業も急ピッチ・酒田市のカントリーエレベーター 8/28

先月の記録的な大雨では、米どころ・庄内地方の「カントリーエレベーター」にも大きな被害が出た。来月から本格的に始まる稲刈りを前に、今、施設では復旧作業が急ピッチで進んでいる。

酒田市松山地域のコメを扱い、乾燥に加え、約3000トンを貯蔵できる「松山カントリーエレベーター」は、先月の記録的な大雨で浸水し、制御機械などに大きな被害が出た。

(JA庄内みどり・松山カントリーエレベーター利用組合・佐藤伸二組合長)
「ここが動かないということは、心臓部なので(施設が)全部動かない状態」

施設を管理するJA庄内みどりでは、今月のお盆前まで施設内の清掃や洗浄を行い、現在は、メーカーの担当者が機械が作動するか、1つ1つ、チェックする作業を行っている。

(JA庄内みどり営農企画課・菅原公晴係長)
「まずは仮復旧させて、10月1日から今年度産米を荷受けできるよう復旧作業を頑張っている」

地区が内水氾濫したことで、施設を襲った水の高さは約2メートル。
カントリーエレベーターは、精密機器の8割以上が1階部分に集中しているため、被害は想像以上に深刻だ。

(JA庄内みどり営農企画課・菅原公晴係長)
「これは操作盤になるが、見て頂いた通り泥水の影響で全部に泥がこびりついている。このまま使ってしまうと漏電するので、今は電源OFFになっている。こういったものは全部交換しないといけないとメーカーから報告を受けている」

また浸水したことで、1、2年後には錆による機器への影響も懸念され、浸水した部品の多くは交換が必要になるという。
再開目標の10月1日前に収穫された米については、市内にある別のカントリーエレベーターやミニライスセンターでの受け入れが検討されていて、施設の再開後は、約100ヘクタール分の米を受け入れる予定。

(JA庄内みどり営農企画課・菅原公晴係長)
「まず刈り取りが迫っているので急ピッチで作業をしてもらっている状況」

全国的に米不足と言われる中、米どころの復旧作業が、全力で続けられている。





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