きょう8月13日は「盆の入り」。酒田市では7月の記録的な大雨で大きな被害があった。こうした中、市内にある寺には多くの家族連れが訪れ、先祖の霊に静かに手を合わせていた。

開山から630年、国指定の名勝庭園がある酒田市の総光寺。
盆の入りのきょう、台風の名残のぐずついた蒸し暑い天気の中、朝から家族連れなどが花や線香を手に墓参りに訪れていた。

7月の記録的な大雨で酒田市内は大きな被害があり、総光寺がある松山地域でも住宅の浸水や道路の寸断などの被害が確認された。
台風5号が接近していたこともあり、早めに墓参りを済ませた人もいたという。
きょう訪れた人は丁寧に墓を掃除した後、花や線香を手向け静かに手を合わせていた。

（新潟から）
「（Q.実家の大雨被害は？）少し、15センチぐらい水が来た。みんなで元気でいられるようお参りした」

（墓参り客）
「集落では被害がけっこうあった。（Q.先祖にも守ってもらいながら？）そうですね、守ってくれるかどうか」
「これからもみんなを見守って、大きい災害もあったのでそういうものからも守ってと、そしてゆっくり休んでくださいとお参りした」

市内では災害からの復旧作業が進む中、それぞれの思いがめぐる盆の入りとなった。