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高温でサクランボ収穫量減・県議「不作 早く情報提供すべき」 7/ 2

高温により収穫量が減るなど大きな影響が出ているサクランボについて、2日の県議会で、議員から県に対し「高温障害と不作について早く情報提供を行うべきだった」との声があがった。

県産のサクランボをめぐっては、先月の高温で出荷できない「うるみ果」が多く発生するなど大きな影響が出ている。
県の調査によると、収穫量が平年に比べ「3割以上減った」という生産者は、佐藤錦で49.1%、紅秀峰で36.7%に上り、「5割以上減った」という生産者も、いずれも15%を超えている。

こうした状況を受け県は、今シーズンの収穫量について、5段階の評価で最も低い「少ない」になると見込んでいる。
2日の県議会では市場や販売店・ふるさと納税の返礼品などに大きな影響が出たとしたうえで、「不作についてもっと早く情報提供をすべきだった」との意見があがった。

(森谷仙一郎議員)
「業者は損をしてでもサクランボを納めないといけない。こういった現状が20日までは厳しい状況だった。不作、高温障害の状況を県からしっかりと伝える必要があった」

(県園芸大国推進課・近野広行課長)
「観光や山形県に行ってサクランボを買い求めようとする客が、“行ってもダメなんだ”と思って来なくなるなどさまざまな影響が考えられる。その時点で県全体として『少なくなりそうだ』と発表することは難しかった」

県は今後、生産者に対し講習会や技術指導などを行い、高温でも安定したサクランボの生産ができるよう対応していく方針。
また、生産者への資金面での支援として無利子の融資も行う。



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