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粒のそろい・色・つや際立つGI「東根さくらんぼ」 約2割少ない900トン出荷見込み 山形・東根市 6/12

国の地理的表示保護制度GIに登録されている「東根さくらんぼ」の品質を競う品評会が開かれた。生産者の努力と汗の結晶が実を結んだのはどのサクランボだろうか。

GI「東根さくらんぼ」品評会は、「東根ブランド」の発信と品質のさらなる向上を目的に毎年この時期に開かれている。
今年はサクランボをきれいに並べた「パック詰めの部」に13の農家、「バラ詰めの部」に46の農家が出品した。

品評会では、県の職員と全農山形・東根市の担当者4人が、サクランボの玉ぞろえをはじめ色や実の張りなどを目で見て比較し、審査にあたった。
審査の結果、最優秀賞一席として、「パック詰めの部」が元木美沙さん、「バラ詰めの部」は寒河江司さんのサクランボが選ばれた。

(審査委員長 県北村山農業技術普及課・石山久悦課長)
「最優秀賞に選ばれたサクランボは、粒のそろい・色・つやが際立っていたと思う。消費者のみなさんも手に取ってたくさん食べてもらえれば」

去年、パック詰めの部の最優秀賞を獲得した「東根さくらんぼ」は、豊洲市場で過去最高の140万円で競り落とされていて、今年も高額取引となるのか注目されている。
JAさくらんぼひがしねの去年のサクランボの出荷は1080トンだったが、今年は双子果が多いことや着果が少ないなどの影響で、約2割少ない900トンを見込んでいる。





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